フィニッシュについて

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 ラタンスタイルのラタンには多くのフィニッシュ色があります。ミャンマー製のラタンアイテムを取り扱い始めた1990年代当初から私たちの標準色は一貫して変わらず、カラーコードで「ALS#2」というそのフィニッシュは「アンティーク・ラッカー・ステイン2番」を意味します。
 ラタンそのものの色味だと「ナチュラル」という無染色でクリアラッカーのみを塗布したフィニッシュになるのですが、ALS#2は元々ナチュラルな色味のラタンが経年変化でやや飴色に変化した時に見られるような色のイメージです。
 ラタンは天然素材なので表面のラタンピール(表皮)には色の濃淡があり、部分的には黒いものも混ざったりします。ナチュラル色ではそれら細かな色の違いが補正されることがありませんが、アンティーク・ラッカー・ステイン色の場合、全体をブラウンに染色したのちにラッカーを塗布しますので、天然素材が宿命的にもつ色ムラやばらつきが目立たなくなります。私たちは現代日本の和洋折衷インテリアに最も馴染むのがこのフィニッシュであると考えています。
 とはいえ、色に関しては様々なニーズが存在することも事実です。ラタンスタイルではこのアンティーク・ラッカー・ステイン色を主軸に、ホワイト・ウォッシュ色も同時展開しています。画像にあるティッシュボックスのフレンチ・イエロー色やグレイ系のフィニッシュも美しく、ラタンという素材によくマッチしています。この他にもブルー系やグリーン系など幅広い色味が存在します。これらカラード・フィニッシュはコロニアル様式のラタン・ファニチャーなどに多く見られる、いわば歴史的な色味であるといえます。
 ラタンスタイルではプロジェクトベースでこうしたフィニッシュ色や特注色にも対応します。お気軽にご相談ください。
 

RATTAN STYLE|ラタンスタイル|ホテル仕様のラタンバスケットの専門店